横手やきそばの定義は、ゆで麺を使い、目玉焼きと福神漬を添えること。麺がつるつるっとすべるよう、最後にソースを加えて水分多く仕上げるのがポイント。ソースが各店の味を決める勝負どころだ。
「ウスターソースだけだとしょっぱいので、水で割っている店もあります。でも、うちは和風だしで割ってみたんです。それでもソースのしょっぱさが刺さったので、厨房にあった「味の素®Ⓢ」を入れてみた。そうしたら、ぐっとうま味が出て味がまとまって、まろやかさが出たんです」と、人気メニューの開発秘話を語る、食い道楽 本店の店長・専務取締役の田中昇さん。そんな試行錯誤が実り、今や、四天王の座は不動のものに。観光バスが2台、3台と乗り付け、一度に100人が押し寄せる人気店となった。
【横手・食い道楽 本店】町おこしを担う”横手やきそば”
町おこしの起爆剤のひとつとして、各地で話題のご当地グルメ。
秋田県横手市もその例にもれず、今では"横手やきそば"を目当てに観光バスがやってくるほど。
そんな町の味を牽引する、横手やきそば四天王のうちの1軒が「食い道楽 本店」だ。
味の要となるソースに「味の素®Ⓢ」を使い、差別化を図る。
他店とひと味違うソースづくりに「味の素®Ⓢ」
肉メニューに多彩な調味料使い
食い道楽 本店は、戦後まもなく肉屋からスタートした。和洋中数あるメニューのなかで、今も多くの人に愛されているのが、焼き鳥だ。創業時から継ぎ足しながら作っているそのタレにも、「味の素®Ⓢ」は欠かせない存在だという。
「タレにまろやかさとうま味を出したいから使っています。ホルモン煮込みも、最後の味を決める時には「味の素®Ⓢ」だね」。
その他、数々の肉料理にも調味料が活躍している。みそ汁や鍋のベース、もつの煮込みには「ほんだし®」かつおだし、唐揚げには「クノール® チキンコンソメ」、もつ鍋には「ハイミー®」、餃子や牛スジの煮込み韓国風には「中華味」顆粒、と厨房では多彩な使い分けがなされている。
「だしはだしで作りますが、そこに「ほんだし®」かつおだしをプラスする。和風だしと醤油で作っても「ほんだし®」かつおだしを入れないと何か物足りないんです」。
調味料がメニューづくりのヒントになる
田中店長は、毎年開催される横手やきそばの大会に出場するためにも、常連のお客様のためにも、新メニューづくりを怠らない。現在130ほどのメニュー数があり、今後も増やしていく予定だ。そこで頼りになるのが調味料だという。
「新しい調味料でメニューが増えることがあります。展示会で味をみて、これいいなと思ったら使ってみる。「中華味」顆粒も、展示会でサンプルとパンフレットをもらってから使い始めました。調味料は自分の味のイメージに合わせるために、あれこれ試してみて一番いいものを使う。すごく重要なものです」。
最後に「繁盛とは、おいしかった!と言ってもらえる店にすること。そして、おいしい横手やきそばを作ることが町を発展させることにつながる」と締めくくってくれた。その表情からは、町への愛情が伝わってくる。
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