
横手やきそばの定義は、ゆで麺を使い、目玉焼きと福神漬を添えること。麺がつるつるっとすべるよう、最後にソースを加えて水分多く仕上げるのがポイント。ソースが各店の味を決める勝負どころだ。
「ウスターソースだけだとしょっぱいので、水で割っている店もあります。でも、うちは和風だしで割ってみたんです。それでもソースのしょっぱさが刺さったので、厨房にあった「味の素®Ⓢ」を入れてみた。そうしたら、ぐっとうま味が出て味がまとまって、まろやかさが出たんです」と、人気メニューの開発秘話を語る、食い道楽 本店の店長・専務取締役の田中昇さん。そんな試行錯誤が実り、今や、四天王の座は不動のものに。観光バスが2台、3台と乗り付け、一度に100人が押し寄せる人気店となった。
