「行楽の秋」、「スポーツの秋」と言われるように、秋は外でも過ごしやすい気候が続きます。冬がはじまるその前に、ぜひ、おでかけをしてみてはいかがでしょうか?
今回は行楽弁当にも最適なメニューをご紹介いたします。
調味料を使いこなすことで、おいしくて、なおかつ健康にも配慮したお弁当メニューを簡単に作ることができます。
11月「秋の行楽」
「紅葉狩り」はなぜ“狩り”という言葉なの?
秋の行楽の代名詞といえば「紅葉狩り」、ぶどう狩りやリンゴ狩りなどもありますが、なぜ“狩り”という言葉が使われるようになったのでしょうか?
本来、“狩り”は獣や野鳥を捕まえることを意味していましたが、しだいに、茸狩りなど「何かを採りに山野に入ること」全般を指すようになりました。
「草花を眺めること」にまで意味が広がった背景には、狩猟をしない貴族が現れ、自然に触れることを例えたとする説や、紅葉(草花)を“手に取って”眺めたことからという説があるようです。
江戸時代には紅葉狩りは行楽として爆発的な人気を誇ったという記録もあり、“狩り”を通して、自然を楽しむ姿は今も昔も変わらないことが分かりますね。
「行楽」の献立提案
旬の野菜や魚介を使って、食欲の秋にふさわしい
食べごたえのあるお弁当に。
レシピのポイント
主食: 栗入り中華風おこわ
人気メニューの炊き込みご飯を、秋の味覚の甘栗ときのこ、そして焼き豚を入れて、中華風おこわにアレンジ。味のベースは、「丸鶏がらスープ」塩分ひかえめを使い、食材のうま味を引き出してまとめあげます。 うるち米ともち米を1:1で合わせ、もっちりとしていても硬くならない仕上がりです。さらに、だしを加えることで、おかゆ食の人にも対応ができます。
主菜: 鮭の焼き漬け青じそ風味
秋から冬に出回る鮭をこんがりと焼き、「味の素KKノンオイルドレッシングだし香る青じそ」に漬け込みます。 鮭は事前に「やわらかしっとり調理料(速効タイプ)」に10分以上漬けることで、しっとりふんわりとした仕上がりに。パサつきを抑えてふっくらするとともに、うま味が加わることで、くさみも軽減されます。たっぷりの香味野菜と青じその香りが食欲をそそります。
副菜: さつま芋ときのこの みそバター炒め
秋の味覚の代表格のさつまいもときのこに「Cook Do®」豚バラみそ用を合わせ、スチコンで一気に仕上げます。 さつまいもはサラダ油をまぶしてからスチコンにかけることで、大量調理でも崩れず、ホクホク感を保てます。 最後にバターを加え、塩分を押さえつつ風味を上げます。豚肉や鶏肉を加えて、主菜にもなる一品です。
副菜: やわらかごぼうのごま和え
煮ている間に、ごぼうの風味が抜けてしまうので、かつおのだしで、風味をおぎないます。 だしのうま味がきいた「ごま酢衣」で和えた、食物繊維たっぷりの箸休めです。
完成イメージ
行事食カード&箸袋シート(PDF)
行事用イラスト素材