
1961年に、「全国すし商環境衛生同業組合連合会」が毎年11月1日を実りの秋・収穫の秋・米への感謝の日として「全国すしの日」に制定。食欲の秋に、伝統のすしを老若男女の別なく愛食していただきたいという気持ちがこめられています。
「すしの日」を11月1日にした理由は、歌舞伎の演目『義経千本桜』に登場する「鮨屋の弥助」が関係しています。「鮨屋の弥助」とは、歴史上の人物である平維盛のこと平家の総大将であった平維盛は、戦いに敗れて都落ちした際、鮨屋を生業にしていた旧臣・弥左衛門のもとに身を隠しました。そこで鮨職人として働くうちに、弥左衛門の娘と恋仲になり養子となります。実の名を捨て「鮨屋の弥助」に改名した日付が、11月1日とされているのです。