「やわらか食」(※①)とは?
高齢者施設での高齢化が進み、「やわらか食」のニーズが高まっています。
調理の手間も考え、調理者様にも入居者様にも嬉しい献立に仕上げました。
常食からの展開で作り分けや、すべての入居者様に「やわらか食」を提供するなど、喫食者の方に合わせてご活用頂けます。
今回は「ご当地 おいしい献立の旅」(※②)を「やわらか食」で提供する展開レシピをエリア別にご紹介します。
※① 当特集の「やわらか食」は、高齢者施設に勤務経験のある管理栄養士が展開を考えております。やわらかさ、とろみは、施設に合わせて調整をお願いします。
※② 「ご当地 おいしい献立の旅」は、その地方以外の病院や高齢者施設でも手に入りやすい食材を使用し、限られたオペレーションでも提供しやすいメニューに仕上げました。
かゆに「ほんだし®」こんぶだしを使用することで、さつまいもの風味を引き立て、まろやかなうま味が広がるやさしい味つけになります。
炒りごまはすりごまに変えることで、むせにくく常食と同じようにごま風味のよいかゆに仕上がります。
チキン南蛮は、味の素冷凍食品「やわらか若鶏もも炭火焼(ユニバーサルデザインフード)」 に変更することで、嚥下に不安のある方でも安心してお召し上がりいただけます。
タルタルソースは「味の素KKマヨネーズ」 に変更し、酸味を抑えて食べやすく仕上げました。
「中華味」顆粒を使用することで、コクが加わり、味わい深い煮物に仕上がります。
▼「やわらかしっとり調理料(速効タイプ)」は煮汁に入れて使用することもできます。ごぼうやにんじんがやわらかくなり食べやすくなります。煮汁で食材をしっかり浸して加熱することが効果を高めるポイントです。
繊維の多いごぼう、しいたけ、きぬさやは、繊維の少ないうまい菜、大根に変更し、食べやすく仕上げました。
豊かな風味とコクが味わえる「Cook Do®」八宝菜用に、調味料を加えるだけで簡単にちゃんぽんスープを作ることができます。鶏、豚の湯がベースになっているので汁物としてもお使いいただけます。
噛み切りづらく、口の中でまとまりにくいあさり、かまぼこ、さつまあげ、きくらげは、豚肉、かにかま、玉ねぎに変更し食べやすく仕上げました。
皮が口の中に残りやすい粒あんは、こしあんに変更し、フルーツもやわらかく、薄皮がないミカンに変更しました。
「Cook Do®」甘口麻婆豆腐用を使用することで、適度な照り、つや、とろみのあるタコミートに仕上がります。
ひき肉に「味の素KKやわらかしっとり調理料(速効タイプ)」を使用してしっとり仕上げ、口の中でまとまりやすいよう仕上げました。
「中華味」顆粒を使用することで、車麩にコクが加わります。 また、「ほんだし®」かつおだしを使用することで、かつお節由来の香りと風味が加わり、料理のコクづけになりチャンプルーにおすすめです。
噛み切りにくく、口の中に残りやすいもやしとにらは、繊維の少ないうまい菜、玉ねぎに変更し、食べやすく仕上げました。
「ほんだし®」かつおだしと「中華味」顆粒を使用することで、うま味が合わさり風味豊かに仕上がります。
飲み込みにくいもずくや、繊維の多いしいたけは、繊維の少ない冬瓜に変更し、ご当地感を出しつつ食べやすく仕上げました。
味の素冷凍食品「フリーカットケーキ レアーチーズ(北海道産クリームチーズ使用) 」に、マンゴープリンの素を流し入れて二層にし、見た目も華やに仕上げました。マンゴーフルーツやソースなどでもお作りいただけます。
<調理時のポイント>
「フリーカットケーキ レアーチーズ」にプリンの素を流し入れる時は、半解凍状態にし、四方をテープなどで止め、流し入れたらラップで包むように箱を固定するときれいに仕上がります。
この特集の評価を教えてください。